薬剤師 亜硝酸薬

亜硝酸薬


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心臓に栄養や酸素を送る血管が狭くなることを狭心症といいます。

 

心臓の血液循環が悪くなり、急に胸のあたりが重苦しくなるような発作が起こります。

 

このような状態の時に使うお薬がニトログリセリン(ニトロペン)というお薬です。

 

このお薬は、血管を拡げる作用があり発作の改善・予防に効果があります。

 

@末梢の静脈の拡張A細動脈拡張B冠血管・副血行路拡張により肺のうっ血、
心臓の筋肉に血液が回らない状態を改善し、狭心症の症状が起こるのを予防し、発作も改善します。

 

 

このお薬を使う際に最も注意しなければならないことは、全製剤共通でホスホジエステラーゼ
5阻害作用を有するシルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ、レバチオ)、バルデナフィル
塩酸塩水和物(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)を服薬中の患者さんには使用できません。

 

また、注意力・集中力・反射運動などの低下が起こることがあるので、
自動車の運転や危険を伴う機械の操作などは極力控えるよう説明して下さい。

 

ニトロペン舌下錠は、服用するとめまいなどが起こる場合があります。立って飲むと危険なので、
座った状態で飲むよう指導しましょう。

 

服用後も発作が15〜20分以上持続する場合は、すぐに主治医に連絡し受診するよう伝えましょう。

 

ニトロダームTTSは、貼付部位の皮膚を清潔にしてから貼るようにして下さい。
傷などがある場合は、その部位は避けて貼り、貼付箇所は毎回変えるようにして下さい。

 

自動体外式徐細動器(AED)の妨げになるような箇所には貼らないよう指導して下さい。

 

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また、AEDを使用する際は、ショートする恐れがあるため、
はがしてからAEDを使用するようにしましょう。

 

副作用については、重大な副作用の報告はありませんが、代表的な症状で頭痛・めまいなどがあります。
ニトロダームTTSは貼付薬のため、掻痒・皮膚炎などに注意が必要です。

 

相互作用としては、降圧作用および血管拡張作用を有する薬物、他の硝酸、亜硝酸エステル系薬剤、
アルコールの摂取などで血圧低下作用が増強する恐れがありますので、
このお薬を服用中は避けるようにしましょう。

 

 

非ステロイド性抗炎症剤(アスピリンなど)は、薬の作用を減弱するおそれがあります。

 

 

服用に関して患者さんに次のことは必ず伝えるようにしましょう。

 

@舌下錠は飲み込まず、舌の下に置いて溶かすようにしてましょう。
Aお薬を使う時までは包装を破らないよう注意して下さい。
B狭心症の発作はいつ・どんな時に起こるか分かりません。

 

2〜3錠は常に携帯し、家だけではなく職場など身の回りにも置くようにして
いつでもお薬が使えるようにしておくようアドバイスしましょう。





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