薬剤師 副交感神経興奮薬(重症筋無力症治療薬)

副交感神経興奮薬(重症筋無力症治療薬)


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重症筋無力症は、筋肉を動かすための神経が障害されることによって起こります。

 

重症筋無力症の治療薬として代表的なものは、ジスチグミン臭化物(ウブレチド)です。

 

神経筋接合部における神経伝達物質アセチルコリンの分解を阻害することでアセチルコリンの量を増やし、
神経伝達をスムーズにし、全身の筋力低下などの症状を改善します。

 

このお薬を使用する時の注意事項は、コリン作動性クリーゼは
服用開始2週間以内で多く起こることが報告されています。

 

その間は、徐脈・腹痛・下痢・発汗・唾液分泌過多・縮瞳・
呼吸困難などの症状に注意し経過観察を行って下さい。

 

副作用は、重大なものでコリン作動性クリーゼ・狭心症・不整脈があります。

 

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代表的な症状は、下痢・腹痛・発汗・尿失禁などです。

 

※コリン作動性クリーゼ…有機リン中毒によく似た症状で、意識障害・呼吸困難・
痙攣などの状態に至ること少量から服用することで、コリン作動性クリーゼを防ぐことができます。

 

 

相互作用も報告されています。

 

・ジスチグミンの作用を弱めてしまうもの…副交感神経抑制薬(アトロピン硫酸塩水和物など)
・作用を増強するもの…コリン動作薬(ベタネコール塩化物など)・コリンエステラーゼ阻害薬(ドネパジル塩酸塩など)

 

 

お薬は、必ず医師の指示通りにしっかりと飲むことが重要です。

 

注意事項にあるような自覚症状がひどいときは速やかに医師や薬剤師に必ず相談するよう説明しましょう。

 

また、ジスチグミンを服用してお腹が痛い、下痢が続く、汗をたくさんかく、唾液や涙が多くなる、
息苦しい感じがする、気持ちが悪い、吐気がする、力が入らない、だるいなどの
症状が出たらすぐに医師に相談するようにして下さい。





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