薬剤師 自律神経系作用薬

自律神経系作用薬


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自律神経は、心臓の働き・血圧・呼吸・消化管運動などの
人間が意識することない体内活動の調節を行っています。

 

自律神経のバランスが崩れると様々な異常が起き、体調不良となってしまいます。

 

このバランスを元に戻すために使用するお薬は、トフィソパム(ダランダキシン)というお薬です。

 

このお薬は、交感神経過反応型および低反応型のいずれも
正常化し、血管運動神経緊張亢進状態の改善作用、局所血流量増加作用、
全身末梢の血流配分のバランスの改善作用によって自律神経のバランスを調整し、
自律神経失調症を改善します。

 

 

使用上の注意は、眠気・注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあります。
自動車や機械の操作など危険を伴う作業を行う際は、注意が必要です。

 

抗コリン作用があるため、急性狭隅角緑内障の患者さんへは眼圧上昇などに対しての注意が必要です。

 

副作用については重大な症状の報告はありませんが、眠気・ふらつきなどの精神神経系症状、
口渇、悪心、嘔吐、食欲不振、便秘、腹痛などの消化器症状、倦怠感・脱力感が起きたという
ことが報告されています。

 

患者さんへ説明する際は、重大な副作用がない場合でも主な副作用として説明しましょう。

 

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また、口の渇きを訴える患者さんにはガムを噛んだりアメをなめたりして
様子を見るようアドバイスすると良いでしょう。

 

お薬の飲み合わせによって作用を強くするものと併用した薬物の濃度を上昇させてしまうものがあります。

 

併用時には注意しましょう。

 

・作用を強くするもの…中枢神経抑制薬(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体など)
アルコールでは、中枢神経抑制作用が総合的に増強することがあります。

 

・併用した薬物の濃度を上昇させるもの…タクロリムス水和物

 

 

◆自律神経失調症の主な症状

 

 全身性………倦怠感・熱感・のぼせ・発汗
 神経筋性……頭痛・頭重・めまい・ふらつき・失神・肩こり・背部痛・しびれ・脱力感・耳鳴り
 循環器系……動悸・冷え性・立ちくらみ・呼吸困難・息切れ
 消化器系……食欲不振・嘔気・嘔吐・腹部膨満感
 精神症状……不安・焦燥感・睡眠障害





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