薬剤師 抗めまい薬

抗めまい薬


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人間は、平衡感覚を司る内耳の蝸牛という器官に対する血流が悪くなると耳鳴り・
難聴・めまいなどの症状を起こします。

 

ベタヒスチンメシル酸塩(メリスロン)は、内耳の毛細血管を拡げて血流を増やす効果があります。

 

毛細血管では、血管の壁を通じて液体などが自由に出入りできますが、ベタヒスチンには、
その出入りを調整することによって内耳に異常に増えたリンパ液を取り除く効果もあります。

 

一般的には、この血流がよくなると、めまいなどの症状が回復すると言われています。

 

 

このお薬は、ヒスタミンという物質と似たような働きがあります。

 

そのため、胃酸分泌亢進を引き起こし消化性腫瘍を悪化させる場合があります。

 

 

また、気管支の収縮を引き起こして、気管支喘息が悪くなったりすることがありますので、
注意するよう指導しましょう。

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍・気管支喘息の患者さんには医師または薬剤師に
必ず相談するよう説明をして下さい。

 

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このお薬についての副作用は報告されていませんが、
まれに悪心・嘔吐・発疹がおこることがあります。

 

念のため、患者さんには伝えるようにしましょう。

 

 

めまいの症状で、目が回るような回転性のめまいと浮いているように感じる浮動性のめまいがあります。

 

ぐるぐると目が回るようなめまいの場合、耳や脳の血流不足などが原因となります。

 

ふわふわしているように感じる浮動性のめまいでは、
脳の血流不足などに加え脳の機能の異常が原因となります。

 

 

また、クラクラとして失神するような感じのめまいでは、血圧の急激な
低下などが原因と考えられています。

 

 

ベタヒスチンは、耳の平衡感覚を司る部分の血流不足を改善するためのお薬なので、
主に回転性のめまいに効果があり、原因が耳にある場合の症状を改善します。

 

めまい、耳鳴り、難聴を伴うメニエール病に用いて症状を改善しますが、
服用後に気持ち悪くなったり湿疹などが出るようであれば、
医師や薬剤師にすぐに相談するよう伝えましょう。

 

 

その他のめまい症状に用いるお薬は、
イフェンプロジル酒石酸塩(セロクラール)とイソソルビド(イソバイト)です。

 

イフェンプロジル酒石酸塩(セロクラール)は、脳の血管を拡げることで
脳の血流循環をよく、脳の機能を改善します。

 

血液中の血小板が集合しやすくなると血のめぐりが悪くなりますが、
その症状を抑える働きがあるので、血流が良好になります。

 

イソソルビド(イソバイト)は、耳の平衡感覚を司る部分のむくみを改善し、
めまいの症状を抑えることができます。

 

液体なので、飲みにくい場合は薄めたり、冷やしたりして自分が
飲みやすい状態で飲むことができます。





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