薬剤師 片頭痛治療薬

片頭痛治療薬(トリプタン系)


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片頭痛は、脳の血管が収縮した後に拡張することで生じる頭痛です。
睡眠不足やストレスなどがあると、人の体内では血管収縮作用を持つセロトニンが一時的に増えます。

 

しかし、その後セロトニンは一気に少なくなるため、血管が拡張し片頭痛が生じます。

 

片頭痛の代表薬(トリプタン系)は、スマトリプタンコハク酸塩(イミグラン)です。
このお薬は、血管を収縮させて脳の血管拡張を抑える作用があります。

 

片頭痛は時に痛みの他に吐気を伴うこともあり、
薬が飲めない時には、点鼻液や注射液が使われます。

 

使用上の注意ですが、片頭痛が起きてから服用して下さい。
効果が不十分で追加する場合には、錠剤と点鼻液は前回から2時間以上、
注射液は前回から1時間以上間隔をあける必要があります。

 

片頭痛の発作前に目がチカチカするなどの予兆を訴える人もいますが、
このお薬は前兆や予兆の時に用いることはできません。

 

副作用で重大な症状は、アナフィラキシー・ショック、狭心症・心筋梗塞などの
虚血性心疾患、不整脈、てんかん様症状があります。

 

代表的な症状は、眠気、めまい、吐気などです。

 

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相互作用は次の通りです。

 

@併用禁忌:他の片頭痛治療薬(トリプタン系・エルゴタミン製剤)、MAO阻害薬
A本剤で作用が増強される薬剤:選択的セロトニン再取り込み阻害薬(フルボキサミプラン塩酸塩など)、
痙攣の閾値を低下させる薬剤

 

トリプタン系と呼ばれる片頭痛治療薬は、効き目が早く現れるため、
痛みがある程度強くなってから服用しても有効といわれています。

 

しかし、最近では症状がひどくなる前に服用したほうが、
片頭痛が改善・消失する割合が高くなることがわかってきました。

 

片頭痛を発症して20分以上経過すると、アロディニア(神経が過敏になり、
普段は痛みを感じないような刺激でも痛みを感じてしまう現象)が起き、
その後トリプタン系のお薬を服用しても効きにくいといわれています。

 

そのため、痛みが出た時点で早めに薬を服用するよう指導しましょう。





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