薬剤師 非ピリン系解熱鎮痛薬

非ピリン系解熱鎮痛薬


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非ピリン系解熱鎮痛薬は、一般用医薬品(OTC医薬品)の中にも含まれています。
効き方がゆるやかで、比較的安全性が高いため、成人に加え小児にも使用されているお薬です。

 

代表的なお薬は、アセトアミノフェン(カロナール)です。

 

このお薬は、皮膚の血管を拡張し、発熱時の体温を下げる効果があります。
痛みを和らげる作用もありますが、炎症を抑える作用はほとんどありません。

 

使用上の注意は、服用中にアルコールを摂取すると、
肝機能の低下が増強されることがありますので、注意が必要です。

 

副作用で重大な症状は、ショック、アナフィラキシー様症状、皮膚粘膜眼症候群、
中毒性表皮壊死症、喘息発作の誘発、肝機能障害、黄疸です。

 

代表的な症状としては、顆粒球や血小板の減少、悪心、嘔吐、食欲不振、かゆみ、発疹などがあります。

 

 

相互作用については併用できないお薬はありませんが、注意が必要なお薬として次の様な薬があります。

 

@本剤で作用が増強される薬剤:リチウム製剤(炭酸リチウムなど)、ワルファリンカリウム
A本剤で作用が減弱される薬剤:チアジド系利尿薬(ヒドロクロロチアジドなど)

 

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アスピリンに代表される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は血管障害を修復する酵素の働きを抑制するため、
インフルエンザ脳炎(インフルエンザの重篤な後遺症)やライ症候群
(激しい嘔吐、けいれん・意識障害・昏睡などに代表されるインフルエンザや水痘の後に起こる致死率が高い病態)
の発症に関連するのではないかと考えられています。

 

そのため、小児のインフルエンザや水痘などのウイルス性疾患にはNSAIDsの
使用制限はありませんが、小児同様に注意しながら使う必要があります。

 

アセトアミノフェンの坐薬を、吐き気止めの座薬や熱性けいれんに用いる坐薬と併用する場合は、
30〜40分以上間隔をあけた後でアセトアミノフェンの坐薬を挿入します。

 

坐薬は冷蔵庫に入れて保管し、なるべく常温に戻してから排便後に使用するよう指導して下さい。

 

 

<アセトアミノフェンの特徴>
・COX-3(新たに確認されたシクロオキシゲナーゼ)を中枢で特異的に阻害します。
・末梢のプロスタグランジン産生に関与するCOX-1を阻害しないため、
消化器系などの副作用の発症が少ないといわれています。





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