薬剤師 ビスホスホネート製剤

ビスホスホネート製剤 〜骨粗鬆症・骨代謝改善薬〜


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骨は、骨形成と骨吸収のバランスで維持されています。
閉経後や老年期には骨吸収が骨形成を上回り、骨量は低下していきます。

 

ビスホスホネート製剤は、骨吸収を抑制し骨量を増加させる
作用を持つ骨粗鬆症の治療薬です。

 

代表的なお薬は、アレンドロン酸ナトリウム水和物(フォサマック、ボナロン)です。

 

骨粗鬆症の治療薬は、骨吸収抑制薬と骨形成促進薬の大きく分けて2種類あります。
ビスホスオネート製剤は前者にあたります。

 

アレンドロン酸は破骨細胞に取り込まれ、破骨細胞の活性を
抑制することにより骨吸収を抑制し、骨量を増加させる効果があります。

 

使用上の注意は、咽喉頭、食道などの粘膜に対し局所刺激症状を引き起こすおそれがあり、
食道や口腔内の副作用を予防するため、以下の服用方法を守ることが大切です。

 

患者さんに必ず伝えましょう。

 

@起床してすぐコップ1杯の水(約180ml)とともに服用すること。
水以外の飲み物(カルシウム、マグネシウムなどの含量の特に高いミネラルウォーター、
お茶、コーヒー、ジュース、牛乳など)では飲まないで下さい。

 

A口腔咽頭部に潰瘍を生じる可能性があるため、薬を噛んだり、口中で溶かしたりしないこと。

 

B薬を服用後、少なくとも30分経ってからその日の最初の食事を摂り、食事を終えるまで横にならないこと。

 

C就寝時または起床前に服用しないこと。
消化管の副作用症状(嚥下困難、嚥下痛または胸骨下痛の発現または胸やけの発現・悪化など)に注意し、
これらの症状が認められた場合は受診するよう伝えましょう。

 

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また、まれに顎の骨に炎症を生じることがあります。口腔の不衛生により、
そのリスクが高まるため、歯磨きをよくして口内を清潔に保つことが大切です。

 

副作用で重大・代表的な症状は、食道・口腔内障害、胃・十二指腸障害、肝機能障害、黄疸、
低カルシウム血症、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、顎骨壊死・顎骨骨髄炎です。

 

相互作用としては、カルシウム、マグネシウムなどの金属を含有する薬剤と併用すると、
キレートを形成し、アレンドロン酸の吸収を低下させることがあるため、これらの薬剤を
服用する場合は、アレンドロン酸の服用後少なくとも30分以上間隔をあけることが必要です。

 

 

毎日服用する5r錠は、服用方法の煩雑さから患者さんによっては服用を継続できず、
治療を中断するケースが認められました。

 

そこで、薬剤の効果を減らすことなく服薬回数を減らすことができれば、
患者さんの服薬コンプライアンスを維持でき、よりよい治療効果につながるものとして
週1回製剤の35r錠が開発されました。





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