薬剤師 キサンチン誘導体

キサンチン誘導体


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キサンチン誘導体は、気管支を拡げる作用のあるお薬です。
代表的なお薬はテオフィリン徐放性製剤(テオドール)です。

 

テオフィリンは、ホスホジエステラーゼを阻害することで、
サイクリックAMPの分解を抑え気管支を拡げます。

 

また、炎症を抑える作用もあります。

 

 

使用上の注意としては、テオフィリンは、有効域と中毒域が近いお薬です。
自己調節は副作用や薬効が現れない原因にもなるため、きちんと服用することが大切です。

 

副作用が現れた場合は、血中濃度を測定することが望ましいとされています。
小児、特に乳幼児では、発熱が副作用のきっかけになることがあります。

 

医師より発熱時の服用について指示を受けているときは、きちんと守るよう注意を促します。

 

 

副作用で重大な症状は、痙攣、意識障害、急性脳症、横紋筋融解症、消化管出血、
赤芽球癆、アナフィラキシーショック、肝機能障害、黄疸、頻呼吸、高血糖症です。

 

代表的な副作用の症状としては、悪心・嘔気、頭痛、腹痛、食欲不振、
動悸、血清尿酸値上昇などがあります。

 

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相互作用として併用できないお薬はありませんが、注意が必要なお薬は多くあります。

 

@キサンチン系薬剤、中枢神経興奮薬、β刺激薬、シメチジン、一部の抗菌薬・抗生剤・
抗不整脈薬・抗ウイルス剤、チクロピジン塩酸塩、ベラパミル塩酸塩、ジルチアゼム塩酸塩、
 フルボキサミンマレイン酸塩、フルコナゾール、ジスルフィラム、インターフェロン、イプリフラボン、
シクロスポリン、アロプリノール、ザフィルルカスト、リルゾール、
ケタミン塩酸塩、ハロタンと併用すると副作用が現れやすくなる可能性があります。

 

Aリファンピシン、ランソプラゾール、リトナビル、一部の抗てんかん薬、セイヨウオトギリソウと
併用するとテオフィリンの効果が低下する恐れがあります。

 

Bジピリダモールの作用を減弱させる恐れ、ラマトロバンの作用を増強する恐れがあります。

 

 

テオドール錠は、徐放性製剤のため噛まずに服用するよう伝えて下さい。
噛んで服用すると血中濃度が上昇し、副作用が現れる恐れがあります。

 

また、顆粒剤を服用すると便に白色粒子が排泄されるこtがありますが、
薬の効果や副作用の心配はないことを伝えましょう。

 

タバコを吸っている方が禁煙したり、
吸っていない方が喫煙したりするとテオフィリンの効き目に影響を与えます。
喫煙の有無はきちんと医師に伝えるよう促しましょう。

 

 

《長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)の種類》

 

・長期管理薬(コントローラー)……〈薬の種類〉ステロイド薬(吸入・経口)、テオフィリン徐放製剤、長期間作用性β2刺激薬(吸入・経口・貼付)
                       抗アレルギー薬(ロイコトリエン受容体拮抗薬、メディエーター遊離抑制薬、ヒスタミンH1拮抗薬、トロンボキサン阻害薬、Th2サイトカイン阻害薬)

 

・発作治療薬(リリーバー)…………〈薬の種類〉ステロイド薬(吸入・経口)、短時間作用性β2刺激薬(吸入・経口・注射)、アミノフィリン点滴静注
                       短時間作用性テオフィリン製剤(経口)、抗コリン薬(吸入)

 

※長期管理薬とは、毎日定期的に使用して発作を予防するお薬です。
また、発作治療薬とは、発作時のみ使用し発作を鎮めるお薬です。





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